TUTORIAL:LITE
※ご注意※
すり合わせや楽器の調整に不安を感じる方は、無理にこの作業を行わないでください。
迷ったときは、いつでもメールにてご相談ください。無理な作業は、楽器の破損につながる恐れがあります。
無理な作業、不適切な作業による楽器の破損につきましては、当方は責任を負いかねます。ご了承ください。
- まず最初に、弦楽器を最適な状態にセットアップしましょう。このとき、フレットが弦の摩擦で磨耗しすぎている部分がないかを確認します。磨耗しすぎているフレットがある場合は、まず、フレットの交換を行う必要があります。
- クイックスタートの図にあるように、マジックスイッチを弦の下に挿入し、弦を持ち上げます。最初に持ち上げる弦2本は、最も太い弦とその隣の弦がよいでしょう。
挿入する場所は、ナットと第一フレットの中間地点辺りです。 - 2本の弦が持ち上がったら、2本の弦の間からRECTIFY Masterの底面を傾けて、支柱が弦に触れるまで挿入します。支柱が弦に触れたら、残りの底面を弦の下に入るよう、下げていきましょう。そして、RECTIFY Masterをマジックスイッチのそばに寄せます。
- RECTIFY Masterのシール部分(12番目のフレットに重なる辺りです)に中指を載せ、軽く抑えるようにします。そして、もう一方の手でネックの中心辺りを下から支えた状態で、まずは軽く前後に動かしてください。
- 最初は、支柱の側面が左側の弦に触れる位置から開始し、前後に動かしながら徐々に右にスライドさせ支柱の反対側の側面が右側の弦に触れるまで繰り返します。
- 次に、X方向に動かします。左上から右下、右下から左上に数回動かしましょう。強い力を加える必要はありません。
- 4~6の動きを1セットとし、1セット終わるごとに、RECTIFY Masterを外してフレットを見てみます。すべてのフレット上に研磨した跡が見られるようになるまで繰り返してください。この状態になったら、この弦のエリアでの作業は終了です。次の弦に移りましょう。
- すべての弦の間で研磨を行ったら、すり合わせは完了です。
RECTIFY Masterを使ったすり合わせの流れは、以下のチュートリアルビデオをご覧ください。
※動画内で使用しているLITEはイタリア限定モデルのため見栄えが違いますが、使い方は同じです。
すり合わせ後の角取りについては、こちらのチュートリアルをご覧ください。