TUTORIAL:バズキラー
※ご注意※
すり合わせや楽器の調整に不安を感じる方は、無理にこの作業を行わないでください。
迷ったときは、いつでもメールにてご相談ください。無理な作業は、楽器の破損につながる恐れがあります。
無理な作業、不適切な作業による楽器の破損につきましては、当方は責任を負いかねます。ご了承ください。
バズキラーは、局地的なバズの解消に効果を発揮します。
ここでは、弧の調整方法のポイントを説明しております。
- バズが発生している場所の隣の弦間に、バズキラーを置きます。このとき、研磨が必要なフレット*に、ヤスリ部分がくるようにします。
*研磨が必要なフレットは、大抵の場合、バズが発生しているフレットより1つか2つブリッジ寄りのフレットになります。
- つまみを回して、底辺がすべてのフレットに触れるよう、弧を調整します。
軽く時計回りに動かしてみて、軽く止まるところがStart地点です。そこから90°~100°の範囲がMAX地点となります。(つまり、スタート地点とMAX地点は変動します)
Start からMaxまでは、時計回りに回してください。MAX以上に回す必要はありませんので、回しすぎにご注意ください。
- 正常な弧をコピーできたら、バズが発生している箇所にバズキラーを移動させます。
- まずは軽く前後に動かしてください。最初は、支柱の側面が左側の弦に触れる位置から開始し、前後に動かしながら徐々に右にスライドさせ支柱の反対側の側面が右側の弦に触れるまで繰り返します。
- 次に、X方向に動かします。左上から右下、右下から左上に数回動かしましょう。強い力を加える必要はありません。
- 研磨の度合いはバズの度合いにもよりますので、少し削っては試し弾きをして確認してください。
力を入れすぎると、削りすぎてしまいますのでご注意ください。
- 作業後は、角取等の仕上げ処理をすることをおすすめいたしますが、わずかな研磨であれば、後回しにすることも可能です。
ヤスリ面の貼り替え方法は、後日アップいたします。
それ以前に、ご購入済みのお客様で貼り替えが必要な方は、お手数ですが、個別にお問合わせ下さい。
※ご使用後は、調整した弧を一度クリア(カーブを描いていないまっすぐな状態)してください。長期間弧を描いたまま放置すると、その形状を記憶してしまい、別の弧で調整を行うときに、うまく弧を合わせられなくなる場合があります。
X方向の研磨につきましては、BuzzKillerスポット動画の0:07~0:08秒目辺りで行っていますので、参考にしてください。